22.4.13

水彩スケッチの楽しみ 序




私は水彩画を描き始めて30年近くになります。

ほんの数枚、作品を売ったこともありますが、基本的には絵を描くことで生計を立てているわけではないので、典型的なアマチュア・日曜画家に分類されます。

その30年の間に、出張の合間、旅行中、あるいは散歩のついでに小さなスケッチを描いてきました。
そういったもののほとんどは「はがき大」の大きさだということもあって、気軽に人に絵葉書として送ったりしましたので、手元になりものもあります。

小学校の図工時間で経験したように、絵を描くということはだれにでもできる気楽なことのはずです。

しかしながら、成人してから、絵を描き始めようとすると、どうも敷居が高くなってしまいます。
それは、先生となる方々は、みなさんプロの絵描きであるところに起因していると思います。
プロの絵描きさんは、何時間も石膏像に向かって絵がかける方々です。
たしかにデッサンは重要な技術というのはわかりますが、その忍耐はだれにでもできるものではありません。

そういう方々が書いた本の中で、「当たり前」「簡単」なことは、往々にして一般の人にとっては「退屈」で「苦痛」なことなのです。

まして、一枚の絵を描くのに2時間かけなければならないとしたら、絵を描くことの人生の中のいくばくかの時間を割くことにコミットしなければなりません。

私がスケッチをするときに使用している技法は、20代のときに、あるアマチュアの方がやっていた手法を(40代の男性で某大手家電メーカーに勤めておりました)、私なりにアレンジしているものです。

この技法であれば、風景スケッチを描くのに10分から15分、長くでも25分くらいで描くことができます。

その技法を紹介して、みなさまに「気軽に絵を描く」楽しみをシェアできたらと考えています。

絵を描くことが楽しいことだということを確認するために



14.10.08

Where I like the best



Watercolour 2008


イギリス湖水地方の風景です。
古いスケッチブックから再構成しました。
1988年10月12日、僕はたしかにここに存在していました。

13.10.08

La Sagrada Familia


Watercolour 2008